パティスリーシュェット
企業名 | パティスリーシュェット | 役職 | 代表 | 年齢 | 38才 | |
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代表者氏名 | 加藤 雅子 | |||||
所在地 | 岡山県倉敷市茶屋町447-1 フローリアンコート茶屋町駅前1階 | |||||
TEL | 086-428-1135 | 業 種 | 洋菓子製造販売 | |||
URL | 定休日 | 水曜日 |
1. 加入のきっかけは職員の訪問
平成20年5月「駅前にケーキ屋さんがオープンするよ。」と言う話を聞きつけた商工会スタッフの来店をきっかけに商工会へ加入。
神戸でパティシエの修業をした店主の加藤さんは「地域に密着し、末永く続けていきたい。」という思いから茶屋町で起業した。
ちなみに、店名のシュエットとは「フランス語でフクロウって意味なんです。私はフクロウが大好き。『フクロウ=不苦労=幸福』なんですよ。だから、お客様にも幸福のおすそ分けが出来るお店になりたい!って思って、この名前を店名に入れました。店内のディスプレイなどにもフクロウを使っています。」と、加藤さんは笑顔で語ってくれた。
2. 商工会の担当職員による徹底サポート
加藤さんにとって、日々発生する会計処理や確定申告は未知の世界だった。そこで、商工会の『記帳指導・税務支援』を活用したのである。
1 記帳指導
まず、個人事業の洋菓子製造販売で良く使われる勘定科目の説明や、日々の現金を合わせることの大切さ。また、個人事業主として開業すると誰もが疑問を抱く「私自身のお給料はどこでとれるの?」という素朴な疑問を解決していった。
そして、かつて経理部に在籍した経験のある加藤さんの父が経理を担当し、商工会の記帳代行を活用して支援を行った。
「私と年齢も近くて話しやすいというのが第一印象でした。父とのコミュニケーションも問題ないだろと思い相談しました。わたしの印象どおりで父とも上手くやってくれたんですよ」と加藤さん。
「コツコツ、根気強く着実に。日計表の記帳を行ったお父さんのおかげで、記帳はスグに軌道に乗り、試算表でのチェックができる状態になりました。現在では毎日『日計表』を加藤さんが記入し、商工会へ資料と伴に持参し、毎月の経営状況を把握している。
2 労務関係サポート
短時間のアルバイトを雇うことになった時、アルバイトに来てもらうには、労災保険の加入義務が発生した。そこで、加藤さんは商工会担当の豊田に相談し、商工会が労働保険事務組合であることから事務委託を行った。「とにかく私はケーキ職人に専念したかったんです」とおっしゃっている。
3 PR活動
開店当初はご自身やご家族の知り合いの口コミが唯一のPRの方法であった。しかし、それでは必要な売上を確保するのは難しいと感じていた。
そこで、商工会の担当者に相談すると、商工会にはいろいろなPR支援サービスがあった。
まず、商工会のホームページのブログ「会員事業所訪問」企画で記事掲載の実施。次に、エフエムくらしきのつくぼ商工会のPR番組である「ちょっと聞いてみられぇ~つくぼ商工会ニュース」に別番組に出演することで情報発信に商工会とともに取り組んだのである。
3. 「お客様と共に」成長するお店を目指す。
「商工会をいろいろ利用することで、本業に専念することが出来るようになりました。これからも、お客様に喜んでもらえるお菓子を作りたい。そして、お客様の顔を見続けていたい。」と加藤さんは熱く語ってくれた。
平成24年6月からは店内にカフェスペースも併設した。きっかけは、茶屋町駅を利用する観光客の方から「電車待ちの間にコーヒーが飲めるところありませんか?」と何度も尋ねられたことがきっかけだった。そんな、お客様の声に耳をかたむける加藤さんだからこそ、女性客だけでなくサラリーマンにも喜ばれるケーキ屋店として地域に根ざしているんだと感じた。