支援実績

支援実績

共栄塗装店

支援実績
企業名 共栄塗装店 役職 代表
代表者氏名 橋本豪紀
所在地 岡山県倉敷市日畑248-1
TEL 086-441-4625 業 種 住宅塗装業
URL http://www.kyoeitoso.net/ 定休日 日曜日

1.加入のきっかけ


 もともと、父親が個人事業主として商工会に加入していました。また、加入時の商工会青年部長が小学校・中学校の同級生であり、彼に熱烈に誘われて青年部に加入しました。


2.事業の概要


 一般住宅の屋根、外壁の塗装屋です。

 下請けには入らず、全て一般のお客様から直接受注をしています。


3.商工会をどのように活用したか?


平成28年 岡山県経営革新アワード グランプリ ポスター

平成28年 岡山県経営革新アワード グランプリ

 飛び込み営業に限界を感じ、商工会がwebを活用した受注獲得支援を行っていることを聞き、当時の青年部長の伊丹浩一さんにアドバイスを求めたら、商工会の原地さん(経営指導員)を紹介してくれました。その時原地さんに言われたのが「橋本さん、毎日飛び込み100件以上してよー心が折れんね? 逆に、お客様の方から『見積もりに来てくれませんか』と連絡がきたらうれしくないですか?」この言葉に私はピーンと来てwebサイトの活用を決意しました。

 まずは、受注支援サイト吉備きびスクエアへ加入し、講習会に参加し知識とノウハウと仲間を得ました。そして、先輩達に許可を得て徹底的にパクり、自社サイトを自分で作り上げました。

 その後も継続して商工会のセミナーへの参加し、アドバイスをもらいながらホームページを充実させていくと問い合わせが来るようになりました。

 平成21年には父の病気を機に事業承継を決意し、私は個人事業として開業しました。父の時は、商工会を決算申告とマル経融資くらいしか利用していませんでしたが、私は経営指導員さんの助言で以下の商工会サービスを使いました。

  1. 記帳サービスの決算申告指導
  2. マル経融資
  3. 受注支援サイト吉備きびスクエア
  4. 専門家派遣制度の活用
  5. 経営革新計画作成
  6. チラシの添削指導
  7. セミナー・勉強会への参加
  8. 労働保険事務組合の利用(労災保険)

 毎月送られてくるチラシ等をチェックしてフルコースで使っています。


4.支援の成果


打ち合わせ中の写真

打ち合わせの様子

 webサイトの活用によって、現在では飛び込み営業をすることはなくなり、お客様には契約から施行まで約6か月~8か月待っていただいています。つまり、半年待ちの外壁塗装屋になることが出来ました。これは、商工会に加入して一番大きく得たメリットです。
また、事業承継を行った後、記帳サービスの活用を開始し、さらには、経営革新計画を作成し数値目標を立てました。

 現在、2か月に1度記帳資料を商工会に持参し、試算表を作成してもらい経営状況について原地さんとミーティングを行っています。これによって、経営革新計画の進捗状況の確認、前年、前々年との比較などを行いながら経営管理を行い、自分の頭の数字と実際の数字の進捗があっているのかを確認することができるようになってきました。

 すると、2015年版小規模企業白書の事例にも取り上げられました。さらに、平成29年1月には「岡山県経営革新アワード」グランプリに選出され、伊原木知事から直接表彰を受け、知事との会食や、テレビや新聞等マスコミからの取材等今まで経験した事のないような事が次々と起こりました。


経営革新アワード授賞式の写真

経営革新アワード授賞式にて


5.商工会を使ってみての感想


 私にとって、商工会は「パートナー」です。
常にwin winの関係だと思っています。
どちらが上とか下とかそういう関係では無く、商工会のみなさんに気軽にぶっちゃけてなんでも相談しているから今があります。

 例えば、「スマートフォン対策をやらないといけない」と感じていた時に、「小規模事業者持続化補助金」の提案を受け取り組みました。これによって、私の金銭的な持ち出しも少なく、スマートフォン対策が出来たことで同業者対して圧倒的な優位性を得ることができました。
これは、商工会に私の商売を知ってもらっているからだと思います。

 また、商工会を通じていろいろな仲間を得ることができました。青年部やweb活用の先輩、そして、地域の商工業者のネットワークに参加することができました。

 今回の岡山県経営革新アワードグランプリ受賞は本当にびっくりでした。小規模事業者の私が県知事から表彰を受けるなんて誰が予想したでしょう。表彰式には、両親、妻、親戚が来てくれました。家族の晴れやかな顔を見て本当に頑張ってきて良かったと思えました。


商工会の原地さんとの写真

商工会の原地さんと

 今後も「私のパートナーの商工会」の支援を受けながら自分らしく商売を行って行きたいと思います。