支援実績

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でんきのテルテル

支援実績
企業名 でんきのテルテル 役職 代表
代表者氏名 藪田照夫
所在地 岡山県倉敷市茶屋町1595-4
TEL 086-428-9495 業 種 電気製品小売業
URL http://teruteru9495.jp/ 定休日 毎週木曜日、祝祭日

1.加入のきっかけ


 ホームページの活用を考えていたときに、つくぼ商工会主催の「ネットショップ達人養成講座(創業編)」の開講を知り、加入しました。


2.事業の概要


 まちの電気屋さんです。

 家電製品の販売修理からオール電化、さらには台所や浴室のリフォームまで、お家の困りごとに幅広く対応しています。


3.商工会をどのように活用したか?


 平成17年の創業以来、電池一個の配達から家電リフォーム工事まで、お家の困りごとにきめ細やかに対応してきました。しかし、最近は大手量販店やインターネット販売の拡大によって厳しい経営環境におかれ、新しい取り組みの必要性を感じ、打開策を求めて商工会に相談したんです。

 商工会の産賀さんといっしょにお店の状態を見つめ直すと、近ごろ家電販売や修理を受注したお客様から、「トイレの便器を新しくしたい」「洗面台を使い勝手のいいものに変えたい」など、水回りを中心とした住設機器やリフォームの依頼が増えていることに気が付きました。そこで詳しくお客さまの声を聞くと「どこに頼もうか考えていた」「知らないところでは工事が心配」「テルテルなら安心して相談できそう」といった反応が得られ、当店地域内でもこうしたニーズが高まっていることが分かりました。

 また、こうしたニーズがあるのと同時に、①定期的に配布している手作りチラシがまだまだ浸透していない、②リフォーム工事まで対応出来ることが知られていない、③立地が良いのに看板からの印象が弱い、このような問題点も洗い出すことが出来ました。

 そこで、これらの問題点に対して改善策を検討し、これから当店が取り組む重点事項を「地域のお客さまから住設機器やリフォーム工事の受注を増やす」と定めました。

 同時にPR方法として、定期的に発行している手描きニュースレター「テルテル通信」の継続と、「あのテルテル通信のお店だ」「住設機器やリフォームにも対応できるんだ」ということを分かりやすく伝える看板を設置することにしました。


4.支援の成果


 看板の製作には、「小規模事業者持続化補助金」を活用し、資金支援、専門家の活用、経営計画の策定と、一貫した支援を受けることが出来ました。

 当初はリフォームを前面に打ち出すつもりでしたが、看板屋さんも交えた詳細な打合せを重ねるうち、「今までのように住まいの困りごとにきめ細かく対応することがお客さまとの繋がりを強め、それがリフォームなど大型受注への近道になる」と考え方を改めたんです。


看板の画像

制作した看板


 それを踏まえ、①親しみあるイラスト②すぐにお伺いして困りごとを解決します③各種工事有資格者で安心です④テルテル通信の店です。等を盛り込んだ看板を作り、リフォーム工事の獲得を目指すことになりました。

 看板設置後は、家電修理や水漏れ修理の問い合わせが少しずつ増加し、その多くが受注に繋がっています。ひとつひとつの単価は少額でも、経営計画づくりで導き出したお客さまとの小さな接点を大切することで大型受注に繋げられるよう、定期的な訪問やニュースレターの配布による情報提供などこれまで以上に細やかなサービスを心掛けています。

 驚いた事に、看板の設置によって当店が水道トラブルにも対応出来ることを初めて知った方が多くいらっしゃいました。水回りのトラブルは、システムキッチンの導入やオール電化にも繋がりやすく、看板リニューアルが受注のきっかけになると実感しています。


5.商工会を使ってみての感想


産賀さんと相談中

 つくぼ商工会では、セミナーなどによく参加させていただき経営のレベルアップが計れていると感じています。

 補助金利用は今回で2回目となりますが、毎回経営支援の方に大変お世話になり、申込から申請までスムーズに出来た事は本当に助かりました。(どうしても申請の文章作成等は苦手です。)

 今回は「専門家派遣」を利用し、アドバイスをいただいたことは非常にプラスとなりました。今回目に見える物の変化は看板ですが、看板をリニュアールする事にあたり、自店の強みの何を伸ばすか、新規客用のチラシとどう結びつけるか、年間販促計画の見直しなど、お店にとっての経営改善のきっかけとなりました。やはり第三者の方に相談し、多角的に商売をみていただく事は必要だと強く感じました。

 これから高齢化と情報化社会が急速にやってきます。我々のような「小さな電器屋さん」でもこの地域に必要とされる存在であり続ける為には、少しずつ変化し生き残る必要があるように思います。デジタル(ホームページとブログ)で宣伝、アナログ的な「御用聞き訪問」などを行い「暖かみのある人間関係づくり」も必要だと強く感じています。そして、商工会の方々の応援があっての当店ですので、今後とも多角的なご指導よろしくお願いいたします。