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Home » 茶屋町の偉人「磯崎眠亀」 » 序章 磯崎眠亀と錦莞莚序章 磯崎眠亀と錦莞莚
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「たか、でさたぞ、早く釆てみろ。」 眠亀は突然気がくるったようななさけび声をあけて妻を呼びました。 「たか、むしろだ、むしろがでさたぞ。」 眠亀は自分をはげまし続けてきた妻の手を固くにぎって、オサが飛ぶごとに流れるように織られていく青いむしろをじっと見つめては、涙を押しとどめることがでさませんでした。 助手をつとめた大工の万吉と財治郎は、ともに抱き合ったまま大つぶの涙をたたえています。 明治十一年五月のこと、夢にまで見たいむしろ織機は遂に完成したのです。この日をさかいに、眠亀の世界は暗やみから明るい世界へと変わっていき、やがて、世界的な芸術品とまでいわれた錦莞莚を発明し、ジャパン・イソザキの名で海外に知れわたったのです。 茶屋町が生んだ日本の偉人、ジャパン・イソザキこと磯崎眠亀はどんな人だったのでしょうか。
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